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数学ってなぜ学ぶの?

面白くて仕事に役立つ数学

面白くて仕事に役立つ数学

ハローo(^o^)o

hozehozeです。

今日はオススメの本を紹介します。

【面白くて仕事に役立つ数学】 柳谷晃著

私の両親は文系、私は理系で、化学系の会社に4年以上勤めてます。

両親は、理系科目が出来ないと、国立大学に入りづらいし、将来の進路も狭まる。

だから、小さい頃、数学は大切だ。と教育してくれました。

その一方で、微分積分・sin・cos・tan・・・と呪文を唱え、実社会には役立たないんだよねとも言っていたのが印象的です。

先日、大学の文系卒の友人にも言われましたね。高校で三角関数とか指数・対数関数学んだけど、結局世の中、何の役に立つのか?数列なんて一切知らなくても、こうやって社会に生きていけると。

その「数学って結局実社会に役立たないよね」に対する1つの答えがこの本にありました。

二宮金次郎(尊徳)が現在でいう経営コンサルタントのような仕事をしていたことを例に、等比数列(複利)の重要性を説明している項目がありました。

勤労:徳に報いるために働く

分度:収入の範囲内で支出を定める

推譲:勤労・分度をしてらたまったものを将来のために残し、人に及ぼすこと

*著作より抜粋

最終的にはファンドのようなこともしていたそうですが、その時に複利を利用した金貸しについて、説いていたとありました。

いわゆる、72の法則の話ですね。

毎年複利2%なら、72➗2=36年で2倍

複利4%なら、72➗4=18年で2倍

複利8%なら、72➗8=9年で2倍

このように、複利はものすごいスピードで、元金(借金)を増やすという話ですが、確かにこれも元は等比数列の話です。

株式投資GDPや統計などを題材に取り、数字の真の意味を考える大切さをこの本から少し学べた気がします。数字に謙虚になる意味でも、この本はオススメしたいです。

あまり深くは話せませんが、

モノづくりの会社にいます。モノを作って検査する。その検査で破壊検査(任意・ランダムサンプリングしたものを検査する場合、そのモノを壊さないと検査できない)をするのですが、QCに則り、サンプリング基準を決めてます。

仮に500個のうち、5個を任意サンプリング検査するとします。

データは5個出てくるのですが、Cpkなど統計学に照らし合わせてどうなるか?と議論される場合があります。

工程能力というのは、ランダムサンプリングした上で、その結果が、現象的に正規分布するなら数式で計算できますが、その前提(ランダムサンプリング、扱っている系が正規分布すると証明可能)を飛ばして、考える人が結構います。

私の仕事は、数字を作ることではなく、

良いモノを作ることなので、数字のみ見て、議論されることに時折抵抗があるのですが、このような話も本の中にあり、データ改ざんが騒がれる昨今には、大変参考になりました。

数学を学ぶことに意味がないと思っている方。

是非読んでみてください!

それではまた!