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Web3(テクノロジーが予測する未来)

ハロー\(^o^)/

 

伊藤穰一さんの『テクノロジーが予測する未来』という本を読みました。

伊藤穰一さんと言えば、NHKのスーパープレゼンテーションという番組の案内役をしており、当時TEDの存在に興味を持ったのはこの方のおかげです。

 

MITメディアラボの所長を努めておられ、IT業界を牽引する方と認識しておりましたが、日本に戻られたようですね(千葉工業大学)。

 

さて、最近何かと、Web3、メタバース、NFT(ノンファンジブルトークン)という言葉をよく耳にするものの何がなんかなのか分からないため読んでみました。

この本を読んで十分な理解が得られたわけではないのですが、これらがあるとどのように良くなるのかはイメージ出来たので、読んで良かったです。

 

【Web3】

Web1.0→"読む"

インターネットにつながり、何かを調べて読む時代

 

Web2.0→"書く"

ブログ、YoutubeTwitterInstagramなど、何かを発信する時代

 

そして

Web3 →"参加する"

非中央集権的な試みを行う

DAO : Decentralized Autonomous Organization (分散型自律組織)

 

何を言っているか分かりません笑

 

Web1.0では、情報を得る手段が新聞、本や地上波のTVからホームページを通じて発信者に繋がるようになりました。

 

Web2.0では、Yahoo!、goo、niftyなどのコンテンツの入り口(ポータルサイト)を介さなくても

SNSのように不特定多数のユーザーが体験を発信したり、シェアしたり出来るようになりました。

 

Web3では、GAFAM(Google, Amazon, Facebook, Apple, Microsoft)など世界を支配している主要企業のプラットフォームではなく、プラットフォームの垣根を軽々と越えられるようになる仕組みが出来るかもしれないようです。

 

その技術の基礎になっているのが、イーサリアム等でよく聞く、ブロックチェーン技術。

 

ブロックチェーン技術とは、

暗号技術を使って決済などの取引履歴を1本の鎖につなげて記録、その記録は誰がもアクセス可能という技術ですが、

簡単に考えると、現在は、

Facebook(Meta)はFacebook

 InstagramInstagram

TwitterTwitter

のように個々のアカウントを持って参加しているのが、このブロックチェーン技術を使えば横断できるということ、

つまり例えば、Instagramで培った人脈、情報が他のアプリでも使えたりするかもしれないとのことです。

 

学歴や所属した組織、参加した行事なども記録されれば、その人の人となりが記録され、自己証明など見せなくても分かる未来。

良いんだか悪いんだか分かりません。

 

ただ、良いなと思ったことが2点。

1つ目は真の富の分配の可能性があるかもしれないということ。

例えば、お金がたくさんあった場合、

証券会社から初値が上がりやすい新規上場株を購入するようお願いされることがあるようで、買って初値で売って儲けることが出来るらしいです。

価値のある車、お酒、不動産に投資すると、数年後にはさらに高い市場価値がつき、売ると利益が出ることも。

 

何かとお金持ちはよりお金持ちになる仕組みがこの社会にあります。

 

これに対し、Web3の社会では、あるプロジェクトに対し、問題解決したいメンバーが集まり、問題解決が終わるとトークンが分配されて、次のプロジェクトに参加する。

のような課題解決、リーダーもいない非中央集権的な組織で過ごせる可能性があるとの事。

無能な金持ちが優遇されないのは良いなと思いました(親が偉大なのにそのお金を湯水のように使って偉そうにしている人が私は好きでないです。ZOZOの前澤さんや堀江貴文さんは努力してあの地位を築いておられるので、賛否両論あるのは分かりますが、私はそれらの方々は素晴らしいと思ってます)

 

2点目は、組織ベースではなく、プロジェクトベースで動くこと。

社内政治する必要もなく、個々の能力が活かされるという点がいいですね。

クイズ100人の壁等に出てくる、1つの事に特化した人が活躍できる社会が生まれそうです。

何かと日本の教育は、広く浅くが浸透している気がして、"一般常識"が無いと、バカにされることもありますが、その"一般常識"が分からなくても、ある分野では絶対負けない専門性がある人というのは、私は魅力を感じます。

 

プロジェクトベースになれば、その専門家が集まって課題解決した方が、まだ見ぬ新しい世界が見えそうでワクワクします。

 

Web3の概念(クリプトエコノミー)が本当に社会に現れるのか、それともなんちゃってWeb3(Web3のシステムは表面ではあるものの、現在の資本主義、フィアットエコノミーベースの運用)で終わるのか注目したいですね。

 

なお、現在の日本では、法律上進み辛そうです。トークン発行するときの税金が高すぎてやってられないようですね。デジタル人材や優秀な人材が海外に流出するとはよく聞きますが、そうならないよう、法整備を期待したいです。

 

長々と書いてしまいましたが、自分の仕事に置き換えると、Web3の発想は良いと思うんです。

昔は強力なリーダーシップを持った人間が方向性を示し、1つ1つを最適化して成果を上げていたようです。

その中で成果が出た人は偉い立場にいますし、優秀でも成果が出なかった人は昇格できないような感じでした。

入社して、最適化するものがあまり残っていないな、この分野も成熟しすぎてダメなのかなと思うこともありましたが、それでもまだまだ課題は残っています。

 

そこで、その課題が解決出来そうなプロ(社内政治が上手いとかは不要で、本当に技術ある人)にお願いし、分野横断しながら仕事すると、それはそれで結構良い成果得られます。

何より皆さん楽しそうです^ ^

年齢も全く異なる人が集まり、ベテランから若手は多くのことを学びながら進める仕事に私は非常に充実した毎日を過ごせて感謝してます。

 

1つの課題を解決すると、一度それらの方々とは仕事はしなくなりますが、挨拶はしますし、定期的に近況相談する仲間になります。

そして新しい課題が見つかった時は、別のメンバー加えて次の課題解決に。

 

そうして影響の輪が広がっていくと気がつくと仕事の幅が広がり、今まで出来なかったことが出来るようになります。

 

平社員ですし、上に物申す立場ではないのは弁えているつもりですが、課題解決に対し、どの方々と協力すれば、達成しやすいかを提案出来るようになったのは強みだと思います。

 

と考えていくと、真面目に仕事していく気概がある限りは、プロジェクトベースの仕事って人生楽しいと思います。副業もOKになり、社会の課題解決に貢献出来るような仕組みが出来たら私は嬉しいですし、そうなれば社会人になっても勉強しようという意識が出て良いのではないでしょうか?

 

とても勉強になりました。

しかし、未だにブロックチェーン技術がピンとこない。。。次は仮想通貨の本でも読もうかな。。。

 

それではまた*\(^o^)/*

 

メモ:Bored Apeってそんなに凄いのか??初めて知りました。